藤岡亜弥は1972年、広島県生まれの写真家。本作「川はゆく」で第27回林忠彦賞を受賞、そして今年3月に発表された第43回(2017年度)木村伊兵衛写真賞を小松浩子とともに受賞した。
2013年から撮り続けた本作の舞台は、広島。藤岡にとっての広島は、生きる場所としてのいま現在の広島である。四季を通じて街を歩きながら日常の広島を淡々と撮り続けたが、何気ない風景の中にも73年前の記憶は顔を覗かせ、広島を撮りながら「ヒロシマ」を見つめ続けることは自分自身を見つめ直すことにも似ていたという。
本展では、世界的に注目される都市・広島を、そこに住む者ならではの視線でとらえ、客観的でありながらも私的な眼差しで撮影された写真の数々を展示。なお、会期初日には藤岡による作品解説や、翌12日(土)にはトークショー「今日までそして明日から」を開催。本展は今年11月に北海道・東川町文化ギャラリーに巡回される。
タイトル | 第27回林忠彦賞受賞記念写真展「川はゆく」 |
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会期 | 2018年5月11日(金)~5月20日(日) |
会場 | 周南市美術博物館(山口県) |
時間 | 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜(月曜が祝日または休日の場合はその翌日) |
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