オリンピックを目前に控えた東京の姿を、アーティストによる多様な視点からリサーチ・作品化し、2020年以降の社会へと受け継ぐことを目的とした現代写真プロジェクト「TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH」。この第一弾として、生物学や自然環境について学んだ経験を背景に、実験的なアプローチによってポストデジタル時代におけるイメージ・メイキングの可能性を探究する小山泰介の新作展「PHASE TRANS」が開催される。
本展ではロンドン、アムステルダムでの約4年の海外活動を経て昨年末に帰国した小山が、東京のフィールドリサーチの中で制作した写真と映像を交えた新作インスタレーションを発表。東京を撮影した写真のオリジナルデータをすべて消去し、データ復旧ソフトによって復元した際に発生したエラーイメージによる新作をはじめ、プロジェクションで投影されたイメージと投影先のテクスチャーとが引き起こす知覚的不一致にフォーカスした新作など、時代とともにつねに更新しつづけてきた写真の歴史とイメージ・メイキングに対する探究を一貫して継続してきた作家の、新たな側面を見ることができる展覧会だ。
なお、会期初日18:00より水戸芸術館 現代美術ギャラリー学芸員・山峰潤也を招いてのトークイベントが行われる。
タイトル | 「TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH #01 PHASE TRANS」 |
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会期 | 2018年4月27日(金)〜6月16日(土) |
会場 | G/P gallery(東京都) |
時間 | 12:00〜19:00 |
休館日 | 日月曜 |
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