これまでさまざまな角度から写真にアプローチした作品を発表し、現代社会と個人の狭間を写し取る作品で注目を集めている山谷佑介の個展「Doors」が、6月9日(土)から天王洲アイルのユカ・ツルノ・ギャラリーで開催される。
本展は、山谷初のセルフポートレートとして、今年の4月にギャラリー山谷にて発表されたパフォーマンス作品「The doors」から展開されたもの。会場では、暗闇のなか、自身が10代の頃から続けているドラムを使ったパフォーマンスが行われ、それと同時にシャッターが切られることで生み出された、カメラと観客を前にして意識と無意識が邂逅したセルフポートレートで空間が埋め尽されている。
今回は新たなパフォーマンスとともに、「The doors」で撮影された映像や出力されたセルフポートレート、そして山谷のパフォーマンスの痕跡ともいえるドラムヘッドの傷から作られたフォトグラムが並ぶ。それらは見るものにパフォーマンスから写真の生産にいたるまでの一連の流れを感じさせ、人間の意識や物事をみる眼差しなどの複雑さを浮かび上がらせる。
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タイトル | 「Doors」 |
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会期 | 2018年6月9日(土)〜7月14日(土) |
会場 | Yuka Tsuruno Gallery(東京都) |
時間 | 11:00〜18:00(金曜は11:00〜20:00) |
休館日 | 日月曜、祝日 |
URL |
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