神田・gallery bauhausが「ギャラリー・バウハウス 2019ヴェネツィア年」の第一弾として、奈良原一高「ヴェネツィアの夜」展を5月8日(水)より開催する。
「人間の土地」で写真家として鮮烈なデビューを果たし、以降数々の名作を世に送り出してきた奈良原。本書の中で、奈良原はヴェネツィアの印象を以下のように記している。
―はじめに闇があった。そして、その闇の時間のかなたから、街は不意に立ち現れた。ヴェネツィアをはじめて訪れた夜のことである。船のへさきにしつらえたヘッドライトに照らされて、黒い水の上に屹立する街並みの壁が次から次へと姿を現した時の衝撃は忘れることが出来ない。「これがヴェネツィアなのか、水上の街というより、水の中から生まれた街ではないか、まるで東洋の魔術師が一夜にして闇の手の内から取り出してみせた都ではないか」。僕はこのときからヴェネツィアに恋をしてしまった。
会場ではモノクローム(ゼラチン・シルバー・プリント)、カラー作品33点を鑑賞できる。
タイトル | 「ヴェネツィアの夜」 |
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会期 | 2019年5月8日(水)~7月31日(水) |
会場 | gallery bauhaus(東京都) |
時間 | 11:00~19:00 |
休館日 | 日月曜、祝日 |
入場料 | 600円 |
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