イシダマイ写真展「In a Car Washing Machine」が2020年1月22日(水)から表参道・Nadarで開催される。
生きること(能動)と生かされること(受動)の相関関係を追求すべく写真を撮り続けるイシダ。
「日々自分を生きることが当たり前で、その当たり前が赤ん坊の頃から続いていると、自分の命は恒久的なものではないかと勘違いをしたくなります。ですが、親しい人が亡くなった時などの節目に、自分も例外なく死ぬ運命にあることを実感し、身震いをすることがあります。」―ステートメントより
本展では、洗車機の中の視界を体感できるよう、大判プリントの写真を空間一杯に展示。
イシダは、オートメーションに委ねてされるがままになる姿が、現世との別れの場である火葬炉内部の視界にオーバーラップするのではないかと想像して中に入った。しかしながら、実際は似て非なる光景が眼に入ったという。
洗車機の中では、後退りはできず、前にしか進むことができない。また、時間はメトロノームのように規則正しく進み、人間は時の流れに体を委ねて前を生きていくしかない。そんな、刻々と変化するイシダの心の動きを垣間見る展覧会だ。
タイトル | 「In a Car Washing Machine」 |
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会期 | 2020年1月22日(水)~2月2日(日) |
会場 | ナダール(東京都) |
時間 | 12:00~19:00(最終日は16:00まで) |
休館日 | 月火曜 |
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2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。