京都市京セラ美術館開館記念展
「杉本博司 瑠璃の浄土」世界初公開作品も

事前予約・定員制で開催中。

25 June 2020

AREA

京都府

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《OPTICKS 008》2018  © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

《OPTICKS 008》2018 © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

京都市京セラ美術館開館記念展として、国際的に活躍する現代美術作家で京都とも縁の深い杉本博司の個展「杉本博司 瑠璃の浄土」が、同館で10月4日(日)まで開催中。

杉本は1970年代より、大型カメラを用いた高度な技術と独自のコンセプトによる写真作品を制作し、世界的に高い評価を受けてきた。また、古今東西の古美術や歴史資料などの蒐集や建築、舞台演出といった幅広い活動を行い、時間の概念や人間の知覚、意識の起源に関する問いを探求し続けている。

これまで幾度となく京都を訪れ、その長い歴史から思索を誘発されてきた杉本は、当地で撮影を行い、作品も生み出してきた。今回、かつて6つの大寺院が存在していた京都・岡崎の地に立つ京都市京セラ美術館の再生にあたり、現代における人々の魂が向かう場所としての浄土の観想や、いま、果たされるべき再生とは、といった問いから「瑠璃の浄土」のタイトルのもと、仮想の寺院の荘厳を構想する。

杉本の京都での美術館における初の本格的な企画となる本展では、新たに制作された京都蓮華王院本堂(通称、三十三間堂)中尊の大判写真を含む「仏の海」や、世界初公開となる大判カラー作品「OPTICKS」シリーズといった写真作品の大規模な展示を試みる。また「京都」「浄土」「瑠璃ー硝子」にまつわるさまざまな作品や考古遺物に加え、屋外の日本庭園には《硝子の茶室 聞鳥庵(モンドリアン)》も設置され、写真を起点に宗教的、科学的、芸術的探求心が交差しつつ発展する杉本の創造活動の現在について改めて考えるとともに、長きにわたり浄土を希求してきた日本人の心の在り様を見つめ直す。

タイトル

京都市京セラ美術館開館記念展「杉本博司 瑠璃の浄土」

会期

2020年5月26日(火)~10月4日(日)

会場

京都市京セラ美術館(京都府)

時間

10:00~18:00(事前予約制)

休廊日

月曜

観覧料

【一般】1,500円【大学・高校生】1,100円【中学生以下】無料

URL

https://kyotocity-kyocera.museum/

《OPTICKS 026》2018 © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

《OPTICKS 077》2018 © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

《OPTICKS 100》2018 © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

《仏の海 001》1995 © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

《仏の海(中尊)》1995 © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi

《法勝寺瓦》平安時代 Photo: Yuji Ono

《瑠璃の浄土》2005, 小田原文化財団蔵 © Hiroshi Sugimoto / Odawara Art Foundation Photo: Yuji Ono

《光学硝子五輪塔 カリブ海、ジャマイカ》2011 / 1980, 小田原文化財団蔵 © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Odawara Art Foundation

© Sugimoto Studio

《硝子の茶室 聞鳥庵》2014 © Hiroshi Sugimoto Architects: New Material Research Laboratory / Hiroshi Sugimoto + Tomoyuki Sakakida. Originally commissioned for LE STANZE DEL VETRO, Venice / Courtesy of Pentagram Stiftung & LE STANZE DEL VETRO.