写真家・平嶋彰彦のポートフォリオ『東京ラビリンス』の刊行を記念した「平嶋彰彦写真展 — 東京ラビリンス」が、ときの忘れものにて11月6日(金)から開催される。
平嶋は1946年千葉県館山市生まれ。1965年に早稲田大学政治経済学部に入学し、在学中は早稲田大学写真部に所属した。1969年に毎日新聞社入社し、西部本社写真課を経て、東京本社出版写真部に転属。主に『毎日グラフ』『サンデー毎日』『エコノミスト』など週刊誌の写真取材を担当した。代表作『昭和二十年東京地図』(文・西井一夫、1986年、筑摩書房)は、復刻版『戦災焼失区域表示 コンサイス東京都35区区分地図帖』(東京空襲を記録する会、日地出版、1985年)を手にした平嶋が、写真批評家・西井一夫とともに東京各地を歩き取材をした『毎日グラフ』での連載企画を書籍化した一冊。今回刊行するポートフォリオ『東京ラビリンス』は、『昭和二十年東京地図』の写真の中から、大竹昭子が監修し選出された写真15点が収録されている。
平嶋の写真について、森山大道は「日頃ぼくが好んで口走るフレーズに“過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい”というのがあるが、平嶋さんの15点の写真はまさにこのフレーズにぴたっとくるのである」と述べている。取材写真で鍛え抜いた技術で、迷宮のような東京の姿をレンズを通して切り取った平嶋。懐かしくもあり新しくもある作品を鑑賞する貴重なチャンスとなっている。
▼展覧会 | |
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タイトル | 「平嶋彰彦写真展 — 東京ラビリンス」 |
会期 | 2020年11月6日(金)〜11月28日(土) |
会場 | ときの忘れもの(東京都) |
時間 | 11:00~19:00(アポイントメント制) |
休館日 | 日月曜・祝日 |
URL | http://www.tokinowasuremono.com/tenrankag/izen/tk2011/324.html |
▼写真集 | |
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タイトル | 『東京ラビリンス』 |
発行 | ときの忘れもの |
発行日 | 2020年10月30日(金) |
仕様 | 254mm×302mm/バライタ紙/オリジナルプリント15点組、各作品に限定番号と作者自筆サイン入り、限定10部 |
URL |
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