阪井悠介個展「知らない星」が、10月31日(土)まで大島・プライベイトで開催中。
物心ついた頃から違和感があった。他者との関わりのなかで自分がどこか遠い別の星から来たかのような居心地の悪さが常にあった。私には「みんな」が見えているものが見えない。「みんな」とは違うものしか見えないのなら、それは私だけ違う世界にいるのと同じだと思った。
インターネットやSNSの世界に吐き出された個人の内面は、外の世界ではまず出会わない少数派の人間同士を結びつける。私以外にも知らない星に住む人達がいた。
私と「みんな」の見る景色は決定的に違う。けれど、私の見る景色と私以外の「住人」の見る景色もどうやら同じではない。「共有できないということ」だけを共有する知らない星の住人たちがそれぞれ暗く広くとても寒い宇宙に浮かぶ星のようなものだとしたら、私はその光をひとつひとつ浮かべてここから眺めてみたいと思った。私は被写体となる「住人」をそのSNSで募集し、現地へ行って撮らせてもらうということを始めた。
これは「知らない星」に暮らす私の同類たちを撮ったポートレートだ。-ステートメント
タイトル | 「知らない星」 |
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会期 | 2020年10月17日(土)~10月31日(土) |
会場 | プライベイト(東京都) |
時間 | 12:00~21:00(日曜は12:00~18:00) |
休館日 | 月~木曜 |
URL |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。