ジョアンナ・タガダ・ホフベック「From brown to pink from pink to green」展が、11月7日(土)から広島・READAN DEATで開催される。
「From brown to pink, from pink to green」と題した今回の個展では、春という季節をつぶさにとらえた、庭で過ごすひとときを彷彿とさせる新作の写真が展示される。
タガダ・ホフベックは、イギリスのエセックスとフランス北東部の森に囲まれた田園地帯アルザスにそれぞれ庭を持っている。作物の生育に最適な、温暖な気候のアルザス。今年初旬、新型コロナウイルスの影響によるロックダウンとフランス国内の厳しい移動規制によって身動きが取れない中、彼女が自己と向き合った場所こそがアルザスだった。「長い間、私は躍動の中に静寂を見出していましたが、ここでは静けさの中にある動きと出会いました」と、彼女は世界中を旅したことを思い出しながら記している。
いま、彼女の旅はその庭を通じ、彼女自身が歩んできた道へと続いている。静寂に包まれた瞬間、一人きりで過ごしたひととき、そして父・ティエリーと共に庭仕事をして過ごした日々が、彼女の写真には織り交ぜられている。二人がどのように挿し木をし、花束を作り、大切な人に手渡すのか。切り落ちた花を手の中で愛でながら、ハーブティーをお供に何でも語り合う様子を、写真を通して見ることができる。二人の会話は満ち引きするさざ波のよう。静かに作業をしているときはそれぞれ夢想に耽っているようだ。
タイトル | 「From brown to pink from pink to green」 |
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会期 | 2020年11月7日(土)~11月22日(日) |
会場 | READAN DEAT(広島県) |
時間 | 11:00~19:00 |
定休日 | 火曜 |
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