15 January 2021

西洋化されていく日本社会と東洋化されていく作家の視点の交わり、ジミ・フランクリン「Offering」展

15 January 2021

AREA

東京都

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Offering

ジミ・フランクリン写真展「Offering」が、1月24日(日)まで学芸大学・BOOK AND SONSで開催中。

アメリカ・ロサンゼルスで生まれ9歳で日本に移住、日本の高等学校を卒業後、単身で帰国しMassachusettes College of Artで写真を専攻して学んだジミ・フランクリン。現在はニューヨークを活動の拠点とし、西洋と東洋の境目に視線を向け、それらが交差する分岐点に生じる交わりをテーマに制作活動をしている。

洋食屋や喫茶店、フランス語が語源となる「パフェ」や、ポルトガルの文化とされている「ランドセル」。日本には私たちが外国の文化であると信じていながらも、異国のものが捩られ、私物化された結果、実際には日本独自のものに進化してしまった「文化のレプリカ」が溢れている。西洋化されていく日本社会と、東洋化されていくジミ自身の視点、二つが重なる部分に着目し記録したという本作は、日本という国の文化の表面が切り取られ、その背景にある哲学とは何かを私たちに問いかける。

本展は最新作の「Strawberry Parfait」と、東洋哲学や宗教思想を写真というメタフォアで表現した「Offering」の2部構成で、すべて日本で撮影された約60点の作品を展示。会場では展示作品のほか、新作写真集『Strawberry Pafait』も販売される。

タイトル

「Offering」

会期

2020年1月9日(土)~1月24日(日)

会場

BOOK AND SONS(東京都)

時間

12:00〜19:00

休館日

水曜

URL

https://bookandsons.com/blog/offering-2.php

2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。

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