一昨年、81歳でなくなった英国人写真家、テリー・オニールの追悼写真展「Terry O’Neill: Every Picture Tells a Story」が、下目黒・Blitz Galleryで3月28日(日)まで開催中。
かつて有名人を撮影したオリジナル・プリントは、ブロマイド写真と同じでアート性が低いと考えられていた。しかし世の中の価値観が大きく変化し、写真家と被写体との間に強いコミュニケーションがあった上で撮影されたポートレイト系作品のオリジナリティーが認識されるようになった。いまそれらは作家性が反映されたアート表現だと考えられ、大手のアート写真オークションでも頻繁に取引されている。
テリー・オニールは、この分野における先駆者だったといえるだろう。2019年に本人が亡くなったことで、オニールの作品相場は上昇傾向。特に代表作の大判サイズに人気が集まっている。本展ではテリー・オニールの約60年以上にわたるキャリアの中から、ブリジッド・バルドー、オードリー・ヘップバーン、フェイ・ダナウェイ、エリザベス・テイラー、ポール・ニューマン、ショーン・コネリー、ロジャー・ムーア、ケイト・モス、ナオミ・キャンベル、ザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、ザ・フー、デヴィット・ボウイなどを撮影したベスト作品約30点(モノクロ/カラー)が展示される。
なお、作品はすべて生前に制作され、本人のサインが入った貴重な作品(ライフタイム・プリント)の展示となる。また、会場では写真集『Every Picture Tells a Story』も販売。
タイトル | 「Terry O’Neill: Every Picture Tells a Story」 |
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会期 | 2021年1月15日(金)~3月28日(日)*完全予約制 |
会場 | Blitz Gallery(東京都) |
時間 | 13:00~18:00 |
休廊日 | 月火曜 |
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