原口佳子写真展「飛ぶ鳥の羽に触れたい」が、5月23日(日)まで金柑画廊で開催中。
原口は、目に映るものの存在の不確かさを認識する行為として写真を撮り続けている。写真にはすでに存在するものしか写らないが、そのものの存在のあやうさ(季節や時間、場所、光によって、或いは自身の意識によって)も写真は記録していく。
今回の展示タイトルである「飛ぶ鳥の羽に触れたい」には、自身と対象の間には近寄りがたい距離があるという意味が込められている。上空を飛ぶ鳥の姿を見ることや羽音を聞くことはできても、その羽に触れることはできない。不確かな存在は、写真の中で実体から解放された物語として静かに語られる。本展では、2018年頃から2020年の間にフィルムで撮影された手焼きのプリント作品が展示される。
タイトル | 「飛ぶ鳥の羽に触れたい」 |
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会期 | 2021年4月24日(土)〜5月23日(日) |
会場 | 金柑画廊(東京都) |
時間 | 12:00~19:00 |
休廊日 | 月~水曜(祝日を除く) |
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