松井正子「聖顔 -Holy Countenance-」展が、6月14日(月)から新宿・photographers’ galleryで開催される。
松井は1970年代より、政治・宗教・文化の異なる国々で感じた共通の情緒を掬い取りたいと考え、ポルトガルとそのかつての植民地をはじめ、海外で撮影した写真を発表してきた。
松井は初めてヨーロッパを訪れたときに立ち寄ったポルトガルの教会で、苦痛の表情を浮かべ、頭に茨の冠を載せ、手足を十字架に釘で打ち付けられたキリスト像に出会った。幼少期から日本で目にすることの多かった、幽かに柔らかな表情を浮かべる仏像とは異質の宗教観に触れ、馴染めないものを感じながらも、どこか心惹かれる思いを抱き、その後、数十年にわたってヨーロッパの街々を訪れるたびに、キリスト像をポートレイトのように撮ることが習慣化していった。
本展「聖顔 -Holy Countenance-」では、ヨーロッパの教会において祈りの対象とされているキリスト像と、教会へ至る道中で撮影した風景が展示される。
タイトル | 「聖顔 -Holy Countenance-」 |
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会期 | 2021年6月14日(月)~6月27日(日) |
会場 | |
時間 | 12:00~20:00 |
URL | https://pg-web.net/exhibition/masako-matsui-holy-countenance/ |