川村恵理「都市の肌理 touch of the urban skin」展、写真集収録作品全40点を展示

川村恵理「都市の肌理 touch of the urban skin」展が、7月8日（木）より学芸大学・BOOK AND SONSで開催される。

2020年11月に第1作目となる写真集『都市の肌理 touch of the urban skin』を出版し、作家としての活動を開始した川村。一見すると何も語り出しはしない、無記名の都市のパーツの連なり。これらは現代を生きる私たちを取り巻く、慣れ親しんだ風景。

今回展示される写真はすべて、2019年冬の渋谷で撮影されたもの。渋谷の街の再開発はその後も続き、目に入る風景は日々止まることなく変化している。無数にある都市の構成物の移り変わりや、それに伴う人々の暮らしの様子に思いを馳せたことから、人体の代謝機能を想起した川村。本来、肌を持たないはずである、私たちの生きる「都市」、それらの「肌理」ともいえる風景が浮かび上がってくる体験を、展示を通して届ける。

本展では1Fギャラリースペースに加え2Fのスペースも使用し、写真集収録全40点の作品を展示。会場では写真集とともに展示作品なども販売されるほか、写真集は本ギャラリーのオンラインストアでも販売中。