12 August 2021

初期作品を中心に展示、
花代「hanayo IV – Keep an Eye Shut I」展

12 August 2021

AREA

東京都

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花代「無題」、1997年、Cプリント © Hanayo. Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film

花代「無題」、1997年、Cプリント © Hanayo. Courtesy of Taka Ishii Gallery Photography / Film

花代「hanayo IV – Keep an Eye Shut I」展が9月11日(土)までタカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムにて開催中。

80年代末よりキャリアをスタートし、芸妓、モデル、女優、歌手、パフォーマー、写真家、アーティストなど多領域を横断しながらも「花ワールド」(Jérôme Sans)と評される無二の世界観を根源に独自の表現を展開してきた花代。デビューから30年にわたる写真活動を総括する写真集『Keep an Eye Shut』の刊行を記念してPOST(8月15日まで)、アニエスベー ギャラリー ブティック(9月8日まで)、タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムの3カ所で個展が同時開催され、本展では1996年に開催されたタカ・イシイギャラリーでの初個展「花代」での展示作品を含む、1989年頃から1996年頃までの初期作品が中心に展示される。

表現とは一体何なのか。そんな事は舞台で何百回恥をかこうが、死ぬまで写真を撮り続けて、展覧会を半世紀やり続けようが、私には分からない。ただ言える事は、表現は自由のもとにしか存在しない。-花代『花代の世界 地下活動半世紀』(河出書房新社)より抜粋

単一の枠に留まることなく、多領域における特異な拡がりや連関の中で創作を展開し続ける花代は、これまで発表した写真作品のほとんどにタイトルを付けずシリーズ化もしないなど、自身の作品においても特定の固有名詞やあらゆるカテゴリーとの結び付きを拒んできた。そうして送り出されたイメージは独自のトーンをもってゆるやかに連鎖し、さらに内包された時間や空間、場所などの付随情報からも解放されることによって世界の美しさと儚さが交錯する作品世界を形成している。また、本展の開催と同時期に『花代の世界 地下活動半世紀』も河出書房新社より刊行される。

タイトル

「hanayo IV – Keep an Eye Shut I」

会期

2021年8月6日(金)~9月11日(土)

会場

タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム(東京都)

時間

12:00〜18:00

休廊日

日月曜・祝日、8月8日〜8月16日

URL

https://www.takaishiigallery.com/jp/archives/25455/

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