横内勝司「時を超えて」展が11月23日(火)より京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスクにて開催中。
およそ90年前、カメラがまだ一般に普及するより前にいち早くカメラを手にして写真を学び、郷里の山岳写真や穏やかな日常を写真に収めた不世出の写真家、横内勝司(1902〜1935年)の知られざる作品を紹介する本展。
明治35年に長野県松本市の裕福な農家の長男として生まれた横内は、農業のかたわら独学で写真を学び、当然まだスナップショットという概念すらなかった時代に、ガラス乾板式のカメラで人々をスナップ写真風にとらえた。その作品群は詩情に溢れ、写真を撮る歓びに満ちている。しかし、昭和11年に33歳の若さで病死したのち70年もの間、それらの作品は人の目に一切触れることはなかった。
2005年、自宅の屋根裏から大量のガラス乾板が発見され、そのデータ化と修復作業が開始。2015年には地元松本で初めての個展が開催される運びとなった。それが話題を呼び、東京、大阪、名古屋、福岡、滋賀での展示を経て、京都写真美術館での開催となった。
タイトル | 「時を超えて」 |
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会期 | 2021年11月23日(火・祝)〜11月28日(日) |
会場 | 京都写真美術館 ギャラリー・ジャパネスク(京都府) |
時間 | 11:00~18:00(最終日は17:00まで) |
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