ホンマタカシが毎回一人のゲストを迎え、その人にとっての“東京”の風景を撮影し、ゲストの言葉とともに綴るウェブマガジン「OIL MAGAZINE」で連載する「TAKASHI HOMMA TOKYO AND ME」。そのエクステンションバージョンとして“有楽町”をテーマにした展示が、3月13日(日)まで有楽町micro FOOD & IDEA MARKETで開催中。
今回ホンマは有楽町の風景を撮影。大きく引き伸ばしたプリント作品を2点を展示する。合わせてホンマは自身の有楽町にまつわるテキストを書き下ろし、撮り下ろし作品とともにまとめた限定のポスターを作成。来場者は持ち帰ることができる。また会場では、昨年クラスカからリリースされたTOKYO AND ME 001-008のサイン入り限定版を販売。同誌に付属するポスターによるポスター展も開催する。
江戸時代には大名屋敷として栄え、また、数寄屋橋には茶人が多く集まったともいわれる有楽町。一説には武将で千利休に茶を学んだ茶人の織田有楽斎がこの地に屋敷を拝領したことから有楽町の名がついたともされる。明治期以降は、隣接する丸の内とととに近代化のなかオフィスビル街や劇場街、新聞街として発展してきた有楽町。戦後新たな街づくりが行われたこの街も、近年、再開発が進みその姿をさらに新しいものに変えつつある。ガード下の赤提灯、いくつかの映画館、お隣の銀座とともに中古カメラ店のメッカ。そんな街の風景と、そこに残る痕跡を、東京を主題に作品を発表し続けるホンマはどのようにとらえたのだろうか。
タイトル | 「TOKYO AND ME/TAKASHI HOMMA」 |
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日時 | 2022年3月5日(土)~3月13日(日) |
会場 | |
時間 | 11:00~21:00 |
URL |