写真家・松原博子が探求する「人間のかたち」と展示空間で出会う「mono - mono ⅱ」

ファッションのジャンルを中心に活躍する写真家・松原博子と、アーティストのソフィア・ファネゴのコラボレーションによるアートブック『mono』。二人が紡いだ「人間のかたち」が展覧会という形で、4月22日（金）〜26日（火）までGARAGEで開催される。

「mono」はギリシャの古語を語源として、一人、一つ、単数を表す言葉。ひとつの身体が発するかたちが呼び起こす、さまざまな風景への憧れを元に松原が想像を広げ、写真へと落とし込んだ『mono』。表現者ソフィア・ファネゴが見せる骨格の羅列や陰影、肌に踊るほくろや皺は、松原の眼差しによって、新しい風景と物語を獲得していく。自由に開かれていくソフィアの身体は、美しい馬のように、草原のように、柔らかに隆起する丘のようである。あるいは動かない石や彫像、古代彫刻のようでもある。二つとないユニークな造形が、同時に、心の片隅にある記憶の風景とも重なる。ある一つの身体に見出したいくつもの風景と、展示空間の中で出会う機会をお見逃しなく。

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