15 June 2022

古屋誠一写真展「第一章 妻 1978.2-1981.11」
300点超の作品が写大ギャラリーに収蔵

15 June 2022

AREA

東京都

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Graz, 1978

Graz, 1978

古屋誠一写真展「第一章 妻 1978.2-1981.11」が8月6日(土)まで東京工芸大学 写大ギャラリーにて開催中。

東京工芸大学の卒業生である古谷の作品364点が写大ギャラリーに収蔵されたことを記念し、2期に分けてその世界を紹介する展示の前期である本展のテーマは「妻」(11月開催予定の後期のテーマは「母」)。古屋と妻・クリスティーネが出会ってから息子・光明が生まれるまでのクリスティーネをとらえた作品からは、古屋とクリスティーネ、二人の関係性が強く浮かび上がる。企画構成は小林紀晴。

1950年静岡生まれの古屋は東京写真大学短期大学部(現・東京工芸大学)を卒業後、1973年、23歳のときに二度と日本に戻らないという決意をもってヨーロッパへわたった。オーストリアのウィーンで数年過ごしたのち、クリスティーネ・ゲスラーとグラーツで出会い、結婚。一児をもうけるものの、病を患ったクリスティーネはアパートから身を投げて数年後に亡くなった。共に過ごした8年弱のあいだに古屋がクリスティーネを撮り続けた作品群は、『Mémoires(メモワール)』と題した写真集としてこれまで5冊上梓されている。このたび収蔵された作品は古谷とクリスティーネが過ごした歳月をほぼ網羅する貴重なもので、古屋がクリスティーネに最初にカメラを向けた初々しい一枚、そしてクリスティーネが亡くなる前日に東ドイツのポツダムで撮られた一枚が含まれている。

タイトル

「第一章 妻 1978.2-1981.11」写大ギャラリー・コレクションより

会期

2022年6月10日(金)~8月6日(土)

会場

東京工芸大学 写大ギャラリー(東京都)

時間

10:00~19:00

休館日

木日曜、7月18日(月・祝)

URL

http://www.shadai.t-kougei.ac.jp/overview.html

Guessing, 1979

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