福岡の本屋青旗で「here and there vol.15 Fukuoka Launch belonging —どこに誰といて、何をするか?」展が7月18日(月・祝)まで開催中。
本展は、今年で20周年をむかえた、編集者・林央子の個人雑誌『here and there』の最新号vol.15の刊行を記念して開催する。2021年末から2022年初夏にわたる半年間の制作プロセスを、本誌のアートディレクションを担当したグラフィックデザイナー、尾中俊介(カラマリ・インク)が手がけた関連展示から振り返る。『here and there vol.15』の制作過程からうまれた校正紙、寄稿された写真プリントやスーザン・チャンチオロなど参加作家とのやりとりを示す手紙類をはじめ、vol.14とvol.15の紙面に登場した2018年の「Disappearing展」(エレン・フライス&Cosmic Wonder)から生まれた、墨色に染められたシルクのドレスなどで構成されている。そして、林がイギリスでアトリエ取材をおこなったアーティスト、ジョアンナ・タガダ・ホフベックの作品も同時に展示する。
マーク・ボスウィック、スーザン・チャンチオロ、エレン・フライスなど、長年交流のある作家たちに加え、帰国後に交流が生まれたアマリア・ウルマンやharu.などの若いアーティストまで、作家の一人、一人と親密な「対話」から生まれた新しい『here and there』。編集者とグラフィックデザイナーの「対話」から生まれた紙面のなりたちを、視覚文化を軸としたセレクトで知られる本屋青旗の視点で、立体的に見せる展示となっている。ぜひ足を運んでみてほしい。
タイトル | 「here and there vol.15 Fukuoka Launch belonging —どこに誰といて、何をするか?」 |
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会期 | 2022年7月1日(金)〜7月18日(月・祝) |
会場 | 本屋青旗(福岡県) |
時間 | 12:00〜19:00 |
休廊日 | 水曜 |
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