写真家の佐藤好起の個展「爪先に滲む」が、8月31日(水)まで福島県・田村郡三春町にて開催中。
佐藤は、2000年、福島県郡山市生まれ。2010年から2013年を宮城県仙台市で過ごし、2011年に仙台市で東日本大震災を経験。その時、新聞で見た津波の写真に衝撃を受けたという。写真を勉強していく中で、写真家たちが東日本大震災を多様なアプローチにより撮影していることを知った。ひとつの物事への観察の方法はそれぞれ違い、それにより生まれる思考もまた違うことに興味を持ち、自身も作品を制作している。本展は水辺に憩う人々やその周りにある工場地帯など、水辺を旅する中で撮影した10点から構成されている。人間が作り出した汚染物質が水とともに流れ、私たちの生活に忍び寄る。水と人の関係を模索した作品を通して、変化する自然に思いを馳せる時間となるだろう。
タイトル | 「爪先に滲む」 |
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会期 | 2022年7月21日(木)〜8月31日(水) |
会場 | フォトギャラリーいとう(福島県) |
時間 | 10:00~18:00 |
休館日 | 日曜・祝日、8月12日(金)、8月13日(土) |
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