桑島智輝写真展「distance」が8月13日(土)からBOOK AND SONSで開催される。
桑島はポートレイトを中心に、雑誌・写真集・広告など幅広い分野で活躍している。2013年に俳優・安達祐実を収めた最初の写真集『私生活』を、2019年には結婚後の生活を撮った『我我』を出版。それに続く形で2020年、日々撮り続けているシリーズの最新作『我旅我行』を発表した。
本展は「旅」をテーマとし、過去に二人が訪れた旅先と、コロナ渦の日常を往来する構成となっている。幼少期から俳優として生きてきた安達が人々の目から逃れ、一人の女性として振舞うことができる「旅」。妻であり俳優である彼女の存在と旅の非日常性とが、夫であり写真家である桑島の写真の中でシンクロしていく。
桑島は安達が持つ強いパブリックイメージと徹底的に向き合い、むき出しの人間性を引き出した。そこには物理的な距離や、写真家と俳優、そして夫婦という二人の関係性にとらわれることのない、曖昧で魅力的な距離感を見ることができる。
ギャラリーPOETIC SCAPEのディレクター柿島貴志をゲストキュレーターに迎え、1Fと2Fのスペースを使用し、57点の作品を展示。会期中は関連イベントとして、桑島と柿島によるトークイベントや、桑島による撮影会の開催を予定しているので、要チェックしてほしい。
タイトル | 「distance」 |
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会期 | 2022年8月13日(土)~9月14日(水) |
会場 | BOOK AND SONS(東京) |
時間 | 12:00〜19:00 |
休館日 | 水曜 |
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