企画展「マン・レイと女性たち Man Ray and the Women」が10月22日(土)より神奈川県立近代美術館 葉山にて開催中。
20世紀を代表する芸術家マン・レイ(1890~1976)は絵画やオブジェ、映画などジャンルを超えて活躍し、1920年代〜30年代に成熟期を迎えつつあった写真という新しいメディアの可能性を追求した。本展はマン・レイがとらえた女性たちをテーマに、240点余の作品からその創作の軌跡を追うもの。芸術家として歩み始めたニューヨーク、シュルレアリスム運動に参加し写真活動を開花させたパリ、第二次世界大戦を逃れ移住したハリウッド、晩年に再び戻ったパリの4章で構成され、写真、絵画、彫刻、オブジェなど多様な作品からマン・レイの生涯を辿る。また、恋人でモデルであったキキや助手でもあったリー・ミラー、ファッションデザイナーとして頭角を現していたココ・シャネル、作家ガートルード・スタインなど時代の最先端にいた個性豊かな女性たちがマン・レイによってどのように写し出されたのかも見どころのひとつ。
また、本展に際した小展示として、瀧口修造や山中散生らが海外のシュルレアリストと交わした書簡などの資料で日本におけるマン・レイの受容の一端を辿り、マン・レイと交流しモデルもつとめた宮脇愛子の作品などを紹介する「マン・レイと日本」も開催される。
関連イベントとして県立社会教育施設公開講座「マン・レイとその時代」が開催予定。講師は小池一子(クリエイティブ・ディレクター)、巖谷國士(本展共同監修者)、青柳いづみこ(ピアニスト・文筆家)、飯沢耕太郎(写真評論家)、光田由里(美術評論家)。詳細は美術館ウェブサイトにて。
タイトル | 「マン・レイと女性たち Man Ray and the Women」 |
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会期 | 2022年10月22日(土)~2023年1月22日(日) |
会場 | 神奈川県立近代美術館 葉山(神奈川県) |
時間 | 9:30~17:00(入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜(2023年1月9日を除く)、12月29日(木)〜2023年1月3日(火) |
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