吉田亮人写真展「The Dialogue of Two」が、11月27日(日)までRPS京都分室パプロルで開催中。
吉田は2016年5月に写真家のヤン・ラッセルと後藤由美によって開催された写真集制作ワークショップ「Photobook as object」の参加者の一人で、前作「The Absence of Two」(発表時のタイトルは『Falling Leaves』)に取り組んだ。2017年、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭で発表された「The Absence of Two」は、国内外で大きな話題となった。「The Absence of Two」は、作者である吉田の祖母(88歳)と、いとこの大輝(23歳)の二人の日常と、大輝の突然の自死によってその日常が終わりを迎えるところまでを描いた作品。
本展では「The Absence of Two」に続く「The Dialogue of Two」を発表する。「The Dialogue of Two」では大輝がこの世を去った後、一人残された祖母が88歳で亡くなるまでの約二年半を追った写真群で構成されている。最愛の人間を失った者が死者とどのように向き合い、対話しながら生きていったのかを、吉田の祖母が生前、何度も何度も彼に語って聞かせた「ある話」を軸に写真集に編んだのが本作。
会場では「The Absence of Two」「The Dialogue of Two」の両世界を描きながら新作の写真集も披露。また会期中11月19日(土)にはトークイベント「写真家と装丁家が語る夜」が、26日(土)にはトークイベント『「千本ノックの夜」第一夜:ビジュアルストーリテリング』が行われるほか、作家も滞在製作をし、来場者との対話ができるような空間を創り出す。
タイトル | 「The Dialogue of Two」 |
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会期 | 2022年11月5日(土)〜11月27日(日) |
会場 | RPS京都分室パプロル(京都府) |
時間 | 13:00〜19:00 |
URL | https://reminders-project.org/rps/rpskyotopaperoels_akihitoyoshidajp/ |