「プリピクテ」とは、地球の持続可能性(サステナビリティ)の問題に対して強いメッセージを投げかける写真家への支援を目的に掲げ、毎年注目を集める国際的な写真アワード。2015年より日本の写真家を対象にした「プリピクテジャパンアワード」が設立され、これまでに菊地智子(2015年)、志賀理江子(2017年)が受賞している。
今年で3回目を迎える「プリピクテジャパンアワード」では、「Fire & Water(火と水)」というテーマのもと、新井卓、岩根愛、岡田将、 瀧本幹也、千賀健史、長沢慎一郎、中井菜央、水谷吉法がショートリストに選出されみzた。審査員である南條史生(美術評論家、森美術館特別顧問 *審査委員長)、片岡英子 (Newsweekフォトディレクター)、小原真史(東京工芸大学准教授)、山田裕理(東京都写真美術館学芸員)による最終審査で受賞者として選ばれたのは、岩根愛。受賞作の「KIPUKA」は、ハワイの日系移民たちが受け継いできた「ボンダンス」と、福島県浜通り一帯の『相馬盆唄』を原曲とする「フクシマオンド」をまっすぐに見つめる眼差しが、踊りを通してつながれてきたそれぞれの土地の魂が海を越えて共鳴しているかのようだ。東京都写真美術館では2023年1月22日(日)まで、ショートリストに名を連ねた8名の写真家による作品が展示される。多様な写真表現を通して、サステナブルな未来について思いを巡らせてみては?
タイトル | プリピクテジャパンアワード「Fire and Water」 |
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会期 | 2022年12月17日(土)~2023年1月22日(日) |
会場 | 東京都写真美術館 3階展示室(東京都) |
時間 | 10:00〜18:00(木金曜は20:00まで/入館は閉館の30分前まで) |
休館日 | 月曜(月曜が祝休日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始(2022年12月29〜2023年1月1日、1月4日) |
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