ワークショップ参加写真家による「2022年PHOTOBOOK AS OBJECT 成果発表展【第一期】」が、4月8日(土)からRPS京都分室パプロルで開催される。
2014年からヤン・ラッセル、後藤由美が講師を担当し開催しているPHOTOBOOK AS OBJECTワークショップ。複雑で多面的な事象を主軸にした視覚的物語を他者と共有するために、物語の全体像を浮かび上がらせるストーリーラインをさまざまな角度や切り口から掘り下げ本に落としこむ作業は、膨大な試行錯誤の繰り返し。一見、遠回りのような時間と手間が、まだ見ぬ“自分の作りたかった本/存在感ある作品としての本”に辿り着く為に必要不可欠な道である。
2022年度には、コロナ禍の影響による最大二年の延期を経て、参加写真家たちが集い、海外参加者が半数を占めた。言語・文化・考え方の多様さが講師・参加者同士の議論により一層厚みをもたらし、本の構成に欠けている要素を発見し、改善する力となった。ワークショップの会期が終了したときに、参加者が手にしていた粗削りなダミーブックたち。そのダミーブックが出発点となり、 およそ半年を経た現在も、より“自分の作りたかった”本に近づいているのかを常に自問しながら、各自制作を続けている。
会場では、実際に作家たちが作業をしている様子も公開予定。また、本展は4月14日(金)から開催される「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」のサテライトイベントである「KG+」に参加。京都の街を舞台にした国際色あふれる展示を楽しめるこの期間に、ぜひ会場へ足を運んでみては。
▼出展作家
王露、オカモト ヨシ、小出洋平 、後藤友里、齊藤幸子、篠田英美、白倉利恵、高杉記子、長谷川美祈、丸山梢
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タイトル | 「2022年PHOTOBOOK AS OBJECT 成果発表展【第一期】」 |
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会期 | 2023年4月8日(土)〜4月17日(月) |
会場 | RPS京都分室パプロル(京都府) |
時間 | 13:00〜19:00 |
URL | https://reminders-project.org/rps/2022photobookasobject01jp/ |