古谷津純一展「『残像』―木々の中の散歩道―」が6月24日(土)までギャラリー冬青にて開催される。
1958年千葉県出身の古谷津。趣味の散歩中に出会った光景を35mmカメラで撮影・プリントした作品や、その光景を大判カメラであらためて撮影して制作した作品群が展示される。
先日見た光景が,「残像」として脳裏に刻み込まれている.
鮮明な残像もあれば,滲んだ残像もある.
その残像を求めて木々の中の散歩道を進む.
薄明りの静寂の中に小鳥のさえずりが聴こえる.
立ち位置はすでに決まっている.
三脚を立てて構図を整え,そのときを待つ.
目前にその光景が現れると,露出を算出してフィルムを装填する.
写真機のシャッターを開けると,脳裏に刻み込まれた残像がフィルムに潜像を形成する.
そして潜像は銀粒子を形成して残像を可視化する.
古谷津純一
タイトル | 「『 残 像 』― 木々の中の散歩道 ―」 |
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会期 | 2023年6月2日(金)~6月24日(土) |
会場 | ギャラリー冬青(東京都) |
時間 | 11:00〜19:00 |
休廊日 | 日月曜・祝日 |
URL | http://www.tosei-sha.jp/TOSEI-NEW-HP/html/EXHIBITIONS/j_2306_koyatsu.html |