牧口英樹「場所|現われ」展が、9月10日(日)までVacant/Centreで開催中。
札幌出身、現在東京を拠点に制作を行う牧口は、2009年のとある日を境に、この世界に潜む数々の「場所」を撮り始めた。空間という存在そのものに焦点を当てたその写真には、被写体という形あるものを超えた何かの気配が、たしかに写っている。そして作家の存在への探究は、眼前に浮かび上がる存在の「現われ」を日記のように描きとった、100点を超えるドローイングのシリーズへと派生していく。あるときは棒のように直立し、またあるときは壁の凹みのように日々僅かに変化する存在の姿が、ポストカードサイズの紙に黒一色で繊細に描かれている。
本展では、14年におよぶ存在との対峙で生み出されてきた、これらの写真・ドローイング作品を併せて展示、また作家初となる写真作品集『場所 A Place』が刊行される。
タイトル | 「場所|現われ」 |
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会期 | 2023年8月26日(土)〜9月10日(日) |
会場 | Vacant/Centre(東京都) |
時間 | 13:00〜18:00 |
休廊日 | 月~木曜 |
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