「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」展が、12月5日(火)からTOKYO NODE GALLERY A/B/Cで開催される。
蜷川はこれまで写真家・映画監督として、写真集「永遠の花」や個展「蜷川実花展-虚構と現実の間に-」など、コントラストの強い“極彩色”が印象的な作品を制作してきた。パンデミックが訪れ、より世界とピュアに向き合った時、世界の美しさを改めて感じることができた。非常にコントラストが強い色が鮮やかな“極彩色”から、光に包まれた“光彩色”で作品を表現することで、鑑賞者の体験や感情と結びつけることができると感じ、作品づくりの主語も「I」から「WE」に変化した。
今回の展覧会は、パンデミックをも経験し、予測不能な未来が待ち受ける変化し続ける時代だからこそ、時代の中で変わっていくいまの命の輝きを伝えることで、日常の未来との対峙を表現している。日常の中にある普遍的な心象風景を切り取り、鑑賞者の誰もが自分の体験や感情と結びつけられることで、感覚の中で未来の可能性を感じるような体験へと昇華する。作品のモチーフとなるものはCGで制作したものではなく、全て現実世界の映像を用いており、日常の延長線上にある何気ない場所で撮影されている。ありのままの自然ではなく、人の生活の先にある自然をモチーフにすることで、“人が誰かを想って手を加えた自然”の美しさを表現する。
展覧会では、蜷川としては初めて、写真の作品は展示しておらず、「TOKYO NODE」の空間を活かした映像インスタレーションが核になっており、自らが作品の一部となるような未知の没入体験ができる。作品の中に光を取り入れるだけではなく、展示空間においても光を取り入れ、まさに“光彩色”の世界に飛び込むことができる。
タイトル | 「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」 |
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会期 | 2023年12月5日(火)〜2024年2月25日(日) |
会場 | TOKYO NODE GALLERY A/B/C(東京都) |
時間 | 10:00〜20:00(火曜は10:00〜17:00/金土曜・祝前日:10:00〜21:00/最終入場は閉館時間の30分前まで/12月31日、祝日は10:00〜20:00) |
休館日 | 2024年1月1日(月) 、1月2日(火) |
料金 | 【一般】平日:2,500 円/土日祝:2,800 円【高・大学生】平日:2,000 円/土日祝:2,200 円【小・中学生】平日:800 円/土日祝:1,000 円 |
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