東京・麹町の東條會館写真研究所で本城直季の個展が7月15日まで開催されている。時にミニチュアのジオラマ写真のようだと例えられる本城の作品群の世界に浸りながら、改めて「見ること」「見えること」を考える。
数万光年先を映し出す、天体望遠鏡のレンズ。天井裏に見つけてしまった、隙見のできる裂け目。不思議の国のアリスに登場する、ウサギの穴。人は、覗き込むことが好きで、その先にある世界を見てみたいと、いつも好奇心に駆られる。ファインダーから覗き込む世界や、アーティストがとらえている世界は、実像の世界とは違うものなのか?会場に点在する「覗く体験」が、来場者に問いかける。
タイトル | 「本城直季の世界 はてしない直径2.5㎝」 |
---|---|
会期 | 2024年5月18日(土) 〜7月15日(月) |
会場 | 東條會館写真研究所(東京千代田区麹町1-6-12) |
時間 | 13:00~19:00 |
休廊日 | 月~木曜日(祝日は開廊) |
料金 | 無料 |