07 August 2024

グッチのバンブーバッグがアート&工芸品に!銀座で展示中

07 August 2024

AREA

東京

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森山大道の作品

東京・銀座のグッチ銀座 ギャラリーにて、グッチの日本上陸60周年を記念した「Bamboo 1947: Then and Now Celebrating 60 years of Gucci in Japan バンブーが出会う日本の工芸と現代アート」展が9月23日まで開催されている。

本展は、グッチのアイコンである、ハンドルに竹を用いたハンドバッグ「グッチ バンブー 1947」のヴィンテージ ハンドバッグを日本の伝統工芸作家と現代美術家がアート作品に昇華させた作品60点の展示とともに、「グッチ バンブー 1947」の歴史を紹介する。

6階では1960年代初期のアーカイヴからグッチの現クリエイティブ・ディレクターであるサバト・デ・サルノによる新作まで約400点のグッチ バンブー 1947が展示されたコーナーや、仙台平や西陣織の細尾など日本の伝統工芸とのコラボレーションによるアーカイヴバッグが展示される。

メインとなるのは7階だ。森山大道、八重樫ゆい(画家)、横山奈美(画家)、桂盛仁(かつら・もりひと、彫金家、人間国宝)、北東尚呼(あい・なおこ、彫金家、桂に師事)、渡慶次愛(とけし・あい、塗師)、中里博恒(陶芸家)ら7人のグッチ バンブー 1947が展示される。ボディに写真を立体UVプリントした森山やペインティングした八重樫、横山の作品はヴィンテージの同バッグが正にアーティストのキャンバスとなった。

一方、工芸作家による作品は職人技を凝らした感動的とも言える仕上がり。竹のパーツを磁器や金属にしたり、ボディを漆と金箔でデコレーションしたり、彼らが今まで積み重ねてきた手技の結晶だ。中里は磁器は乾燥することで若干形状が変化するため、何回も何回も試作を重ね、本作品を実現させたという。その磁器のハンドルは得も言われぬ釉薬の色がついて美しい。人の美を求めるたゆまぬ努力に首を垂れる想いを抱く。

どのバッグも展示しておきたくなる神々しさを湛える作品に変貌している。作家たちの作品も同じく展示されているのでぜひ注目してその技法に感動してもらいたい。ちなみにアートピース60点は販売もしている(税別300万円台~1,500万円台)。夏休みにぜひ赴きたいイヴェントだ。

タイトル
Bamboo 1947: Then and Now Celebrating 60 years of Gucci in Japan バンブーが出会う日本の工芸と現代アート
会期
2024年8月2日(金)~9月23日(火)
会場
グッチ銀座 ギャラリー(東京都中央区銀座4-4-10グッチ銀座6・7階)
時間

11:00~18:00(入場は17:00まで)

休廊日

無し

料金
入場無料
URL

https://www.gucci.com/jp/ja/nst/bamboo-1947-ginza

渡慶次愛の展示コーナー

横山奈美の展示コーナー

渡慶次愛の作品

森山大道の作品

中里博恒の作品

桂盛仁、北東尚呼の作品

横山奈美の作品

八重樫ゆいの作品

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