福岡のLIBRIS KOBACOにて10月5日より前川光平の写真展「家はガムテープで直せる」が開催される。
空き缶や自転車の車輪、看板や人形などの日用品が、本来の用途とは異なる姿で軒先に装飾されている光景を切り取った前川の作品が並ぶ。
【ステイトメント】
『家はガムテープで直せる』は、私が東京の郊外、雑然とした路地裏で、配達の仕事を7年間していた経験を基に構成されている。ガムテープでグルグル巻きにされた家、捨てられた自販機から生えたマネキンの首、大量の空き缶で装飾された自転車。配達中に路上で遭遇したこれらの奇妙なオブジェクトは、壊滅的なもの、間違ったもの、場当たりで意味不明なもの…しかし魅力的な、観光ガイドには決して載らない生々しい郊外の断片である。一般的に見過ごされていくこれらの存在は、路地裏の住人たちが生きていくために必要な場所をそれぞれ築き上げてきた証である。手作りの生々しさと、その奇妙な形状に魅了された私は、それらを観察するべき「モノの在り方」として記録している。
「前川光平さんあなたはなぜこの奇妙にも見える光景を撮影しようと思ったんですか?」と、聞きたくなるはずだ。
タイトル | 前川光平写真展「家はガムテープで直せる」 |
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会期 | 2024年10月5日(土)~11月3日(日)
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時間 | 13:00~18:00
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場所 | LIBRIS KOBACO(福岡市中央区大手門3-2-26 田中ビル401) |
休廊日 | 火・水曜日(祝日はオープン) |
料金 | 無料 |
URL | http://libris-kobaco.com/ |