2025年1月のグランドオープンに向けてGinza Sony Parkが工事中の建物を特別に開放し、縁の深い3名のアーティスト、 SHUN SUDO、山口幸士、玉山拓郎を迎えたプログラム 『ART IN THE PARK(工事中)』。約2週間の会期で1万人を超える来園者を記録した。
Ginza Sony Parkプロジェクトは、「街に開かれた施設」をコンセプトに 50年以上にわたって銀座の街と歩んだソニービルを建て替えるプロジェクト。建て替えプロセスもソニーらしくユニークに行いたいという想いから、これまでにない新しい発想で、二段階のプロセスを採用した。第一段階は新しい建物をすぐに建てず、ビルの解体途中(2018年8月~2021年9月)を公園にするという他に類を見ない実験的な試み。結果として、コロナ禍を含む約3年間で854万人もの来園者を記録した。
その後、第二段階として解体・新築工事を再開し、2024年8月にプロジェクトの最終形となる 「Ginza Sony Park」を竣工、2025年1月にいよいよグランドオープンの予定となっている。それに先駆け、開催された『ART IN THE PARK(工事中)』では、玉山拓郎が 工事中のGinza Sony Park の建物全体をひとつの空間としてとらえ、地下2階から地上吹き抜けを大胆に使い、フロアの垣根を越えて建物を貫いた光のインスタレーション作品を展示。また地上3階、4階のフロアでは、SHUN SUDOのアイコンとなっているBUTTON FLOWERの作品や山口幸士が描く花畑をモチーフにした作品が展示された。 またそのフロアの窓からは工事中の階段の足場や作業する人の姿も見えるようになっており、 アートと工事現場が同じ作品であるような今ここでしか体験できない空間を創出した。
オープン前から大きな話題を呼び続ける、Ginza Sony Park。グランドオープンは間も無くだ。