生成AIの表現する”典型的”にフォーカスした苅部太郎個展「洞窟の解剖学」が、2025年1月11日から東京・渋谷のアートギャラリーHECTAREで開催される。
本展では画像生成AI「Stable Diffusion」を用い、「typical(典型的)」という言葉をプロンプトに組み込むことで、AI が“典型的”をどのように捉え、表現するのかを探求した。
Stable Diffusionは、現在世界中で使われている主な画像生成 AIツールのひとつで、ミュンヘン大学のグループが開発。苅部はAIも、どこかの誰かのものの見方の物差しで作られている以上、生成される画像は一見虚構の世界だけで完結しているようでいて、現実の社会的規範や政治性、信念体系や偏見がたっぷりと反映されているとの見解を示す。
そんなAIが写し出す典型的な世界「Typical World」の中で、現実世界との共鳴や特定の世界観の増幅などにフォーカスし、私たちの未来への問いを見出していく。
また本展に合わせて、苅部太郎作品集『Typical World』の販売が同会場で開始される。
タイトル | 苅部太郎「洞窟の解剖学」 |
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会期 | 2025年1月11日(土)~2月9日(日)
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時間 | 13:00~19:00
※ 1月18日(土)15:00より、苅部太郎と造本家・町口覚によるトークイベント。 |
場所 | HECTARE(東京都渋谷区神山町40-2 1F)
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料金 | 無料 |
休廊日 | 月・火曜 |