フランス・パリ発のインディペンデントフォトマガジン『Revue Diapo(ルヴュ・ディアポ)』の出版を記念した展示が、POSTにて2025年5月27日(火)〜2025年6月1日(日)にわたり開催される。
『Revue Diapo』は、時代錯誤的であることを意味する「アナクロニズム」をコンセプトに掲げ、パリを拠点とするクリエイティブスタジオ、RIMASÙUによって2024年に創刊された。毎号ひとりの写真家をピックアップし、アーカイブや未発表あるいは再発表されたイメージを収録し、それぞれの活動を掘り下げる。デジタル全盛期において、レコードやカセットなどのアナログなメディアが再評価されているように、本誌はあえて「ポジフィルム」というアナクロメディアを採用。デジタル化に対峙し、本来写真がもつ質感や時間性、光など、画面を通してではつかむことのできない魅力を、本誌を通して体験させることを試みている。
本展は、第3号で濵本奏の〈midday ghost〉が、第4号では山谷佑介の〈ONSEN〉が特集されたことを記念し企画された。これらはこれまでのフランス語と英語仕様に、新たに日本語仕様が追加された3ヶ国語で構成されている。各号の表紙には実際のポジフィルムが9枚収められており、現代的な解釈と美しいデザインは、雑誌という枠組みを超えて、1冊1冊が小さな展示空間であるかのようだ。イメージが溢れかえり容易く消費されてしまう現代社会だからこそ、写真に触れて、保存するという、写真に向き合う豊かな体験が必要ではないだろうか? 5月27日(火)にはレセプションが開催され、作家二人と本誌を主宰するマクシーム・マティアスが在廊予定。6日間限定なので気になる人はお見逃しなく。
| ▼ 展示情報 | |
|---|---|
| タイトル | 「Revue Diapo N°003 & 004 Launch Exhibition – Kanade Hamamoto, Yusuke Yamatani」 | 
| 会期 | 2025年5月27日(火)〜6月1日(日) | 
| 会場 | POST(東京都) | 
| 時間 | 11:00~19:00 | 
| 定休日 | 毎週月曜日 | 
| URL | http://post-books.info/news/2025/5/27/exhibition-revue-diapo-n003-004 | 
| ▼ 書籍情報 | |
| タイトル | 『Revue Diapo N°003』 | 
| 制作年 | 2025年 | 
| 出版社 | Revue Diapo | 
| 価格 | 5500円(1号あたりの価格、税込) | 
| 仕様 | ソフトカバー/ポジフィルム9枚付き/280 x 230 mm/フランス語、英語、日本語 | 

 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
								 
                                     
                                     
                                     
                                     
                                     
                                    