東京・向島のReminders Photography Strongholdで6月28日より齊藤幸子の写真展「Not now but one day」が開催される。
本展は、埼玉県川口市に暮らすクルド人コミュニティをテーマにした作品が並ぶ。齊藤は2018年、日本における難民認定率の極端な低さに問題意識を抱いたことをきっかけに、在日クルド人の存在を知る。当初は単純に「難民のクルド人」という認識を持っていたが、川口に暮らすクルド人たちと出会い、写真を通して関係を築くなかで、その魅力と複雑な現実に触れ、撮影を重ねてきた。
2020年からは、Reminders Photography Strongholdの後藤由美によるメンターシップのもとで作品を発展させ、2022年には「PHOTOBOOK AS OBJECT」ワークショップに参加。写真集の制作にも取り組んだ。何度も試行錯誤を重ね、ようやくかたちになったアーティストブック『Not now but one day』は、93部限定の特別エディションとして刊行される。本作に出てくるクルド人の中で最も長く日本で暮らしている男性の来日年、1993年にちなんで制作された本作には、写真とともに、齊藤がこれまでに出会った言葉や出来事の断片が綴られている。現在先行予約中、会場でにも並ぶ。
タイトル | 齊藤幸子写真展「Not now but one day」 |
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場所 | Reminders Photography Stronghold Gallery(東京都墨田区東向島2-38-5) |
会期 | 6月28日(土)~7月6日(日) |
時間 | 13:00~19:00 |
休廊日 | 無し |
料金 | 無料 |
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