東京・神保町のテラススクエアでマシュー・ジェニテンポ(Matthew Genitempo)の写真展「DOGBREATH」が開催中だ。ジェニテンポ日本初の個展となる。
ジェニテンポはヨーロッパで高い人気を誇る現代アメリカの写真家。生まれ育ったアメリカの南西部テキサスを舞台に、土地の歴史と今を生きる人々の姿を大判カメラで撮影している。
本展では彼の最新作である『DOGBREATH』(2024年Trespasser)から作家が選んだ作品と、のちに公にされたアウトテイク数点から構成。映し出されるのは、乾きひび割れたアスファルト、荒涼とした大地と生気を失ったように見える町並み、その町にたたずむ物憂げな瞳をした少年たち、裏庭のフェンス越しで吠える犬たち。先行きが見通すことができない不透明な未来に対し、スーパーマーケット、あるいはガソリンスタンド横の空き地で、世界の複雑さに対峙する私たちの姿が浮かび上がる。
タイトル | Terrace square Photo Exhibition vol.35 |
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場所 | テラススクエア1Fエントランスロビー(東京都千代田区神田錦町3-22) |
会期 | 9月29日(月)~2026年1月23日(金) |
時間 | 8:00~20:00(最終日は19:00まで) |
休廊日 | 土・日曜日、祝日、年末年始 |
料金 | 無料 |
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