鹿児島県南九州市で、国内外の写真家による屋外展示を中心とした新たなアートフォトフェスティバル「南九州芸術写真祭-MINA FOTO-」が11月1日よりスタートした。
会場には、知覧武家屋敷庭園群の城山橋・藤棚公園・旧高城家敷地公園が選ばれ、歴史と自然の中に写真作品が展開される。展示を通じて「子どもから大人まで多世代に親しまれるメディアとしての写真」を軸に、地域文化と芸術の新たな接点を生み出すことを狙う。
アーティストは川内倫子、ルーカス・ブレイロック、富安隼久、うつゆみこらが名を連ねる。写真の多様性と地理的広がりが、本フェスティバルの魅力になっている。
本展では、屋外の公共空間を活用し、写真作品を展示することで、観覧者が散策しながら作品に「偶然出合う」体験を提供。一般的なギャラリー展示を越えて、地域の風景・時間・記憶を写真の視点から再構築しようという意図が読み取れる。
また、主催の南九州市はこの写真祭を、観光振興・地域文化発信の機会として位置づけている。薩摩半島南端という自然と歴史に恵まれた場所を舞台に、写真を通じて “本物に触れる”体験を創出し、地域とアートの新しい関係性を提示する。
写真愛好家はもちろん、アートに関心を持つ幅広い層にとって、南九州の風景と写真作品が交錯するこの展示は、見逃せないイベントだ。11月16日まで。
| タイトル | 南九州芸術写真祭-MINA FOTO- |
|---|---|
| 場所 | 知覧武家屋敷庭園群(南九州市知覧町郡地内知覧武家屋敷庭園周辺) |
| 会期 | 11月1日(土)~16日(日) |
| 時間 | 10:00~17:00 |
| 休み | 無し |
| 料金 | 無料 |
| URL | https://minafoto.jp/ |
