12 December 2025

何か語り始めた写真とは?萩原博之写真展

12 December 2025

Share

image4

群馬・桐生のshop & gallery 象にて1月22日より萩原博之の写真展「私は知りたい I want to know」が開催される。

2025年2月に出版された萩原の同名の写真集『私は知りたい I want to know』より新たに手焼きした作品を展示する。

【ステイトメント】
スマートフォンの普及やSNSの発達によって、今日では写真を撮らない人の方が少ないくらいだろう。
私もその魅力に惹かれ、日々写真を撮っている。被写体は様々。家などの入口に置いてある犬の置物、一風変わった修繕
を施した壁、花屋でもないのにやたらに多くプランターが置かれた家、意味不明な造作物、
人からみれば、なぜそれを写真に撮るの?と言われそうなもの、何だかよく分からないものに惹かれてカメラに収める。
そうして集積した写真を見て、何度も対となる組み合わせを作っては、入れ替えてまとめていくと、
写真が勝手に語り出していくような感覚がある。
写真一枚だけではそれを感じることは非常に難しいのだが、束ねられた一連の流れを見ていると、
不思議とモノローグのようなものが聴こえてくる感じがあり、写真が私に、私が何を見たいのかを教えてくれるのだ。
写真に撮った今この時は、すぐさま過去になってしまう。そんな当たり前の事が、ただただ切なくて仕方なかった。
そして、その過ぎてしまった世界を恋しく思う事もあるが、それとは裏腹に、束ねた写真は私のその思いから放れていく。
それが、私にとって大切なものであるかどうかは分からない。だから、私は知りたい。今はそう言える。

タイトル

萩原博之 写真展「私は知りたい I want to know」

場所

shop & gallery 象(群馬県桐生市本町1-1-3)

会期

1月22日(木)〜2月2日(月)

時間

11:00~18:00

休み

火・水曜日

料金

無料

Share

Share

SNS