19 July 2026

記録や主体のありようを再考する竹久直樹初写真集『撮影』刊行、刊行記念展も

19 July 2026

AREA

東京

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恵比寿POSTで8月1日〜23日、「撮影:竹久直樹」が開催される。本展は、1995年生まれの竹久直樹の初写真集『撮影』(torch press刊)のリリースを記念したもの。

同書は竹久が現在進行形で引き受け続けている「展覧会の記録撮影」をまとめた写真集で、美術館やギャラリーにとどまらず、屋外や廃墟、オルタナティブスペースといった時代を反映したような場所が多数含まれている。竹久はそうした場所での設営などにも立ち会うことで、結果として現代の展覧会に携わる人々や事物の関係性を包括的に記録し続けてきた。しかし本作の特異さは「他人の様々な作品を記録し続けた結果、それが竹久自身にとっての作品にもなっている」という点にある。
また、タイトルの「撮影」という言葉は、江戸幕末期に蘭学における「物体に対して光学的に像を定着させる技術工程」を翻訳する過程で作り出された造語で、技術を輸入し使うところから始まった日本の写真史において独自の概念として発展してきた。竹久はこの「撮影」を、「まとまりようのないものたちが在り、それをそのまま見せる・残すことができてしまう技術」と読み替え、様々な展覧会の記録をひとつの作品としてまとめ上げた。主体が定まらないことでしか達成され得ないような記録というものがあるとしたら、それは一体どのようなものなのか。この本は、現代における記録や主体のありようを「撮影」を通して再考する一冊となるだろう。

展覧会会期中は、多様なゲストを招いたトークイベントも行われ、トーク後にはサイン会も予定されている。若手写真家によるこの意欲的な作品を、トークイベントとあわせてぜひその目で確かめてほしい。

タイトル

撮影:竹久直樹

場所

POST(東京都渋谷区恵比寿南2-10-3)

会期

8月1日(土)〜23日(日)
*オープニングレセプション 8月1日(土)17:00 〜19:00

時間

11:00〜19:00

トークイベント

①竹久直樹 × 星加陸(グラフィックデザイナー) × 布施琳太郎(アーティスト)
「写真集『撮影』」

8月1日(土)15:00〜16:30
参加費:1,500円(税込)
予約ページ

②竹久直樹 × 若山満大(東京ステーションギャラリー学芸員)
「写真史における撮影」

8月14日(金)18:00〜19:30
参加費:1,500円(税込)
予約ページ

③クロージングイベント
ゲストは追って告知
8月23日(日)20:00〜21:30

休み

月曜定休

料金

無料

URL

http://post-books.info/news

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