21 August 2026

蜷川実花が幼少期を過ごした埼玉・川口で、
感性の起源や家族の記憶をたどる個展

21 August 2026

AREA

埼玉

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First Light, 2026
© mika ninagawa / bookshop M Co.,Ltd. / Courtesy of Tomio Koyama Gallery

今年9月、川口市立美術館がグランドオープンする。同館の開館記念特別展として、9月12日〜11月29日、「蜷川実花展 はじまりの光」が開催される。

美術館が位置する埼玉県川口市は、父である演出家・蜷川幸雄の出身地であり、蜷川実花自身も幼少期を過ごすなど、創作の原風景ともいえる場所だ。今も彼女の脳裏に焼き付いているのは、見世物小屋の異形や鯉の血しぶき、飴玉の光、ピンク映画の看板、電灯の揺れ。おかめ市(酉の市)の雑踏の中で体験したのは、現実と虚構の境界が曖昧で不安定に揺れ動く世界。この揺らぎこそが、蜷川実花の、見る者を「引きずりこむ」クリエーションに大きな影響を与える起源となったという。

本展は、幼少期に形成された感性の原点をたどりながら自身の表現をあらためて切り拓く、新たな挑戦となる個展となる。近年取り組んできた大規模なインスタレーション表現ではなく、創作活動の出発点である「写真」を軸に、映像作品や家族の記憶を織り交ぜながら自らの創作の核心へと迫っていく――

自身のデビュー作であり、約30年に渡り断続的に記録してきたモノクロのセルフポートレートや2014年に父・蜷川幸雄が倒れ、死へと向かう1年半を記録し続けた『うつくしい日々』など、初公開の新作を含む写真作品が展示される。さらに川口の地だからこそ明かす、かつてないほど個人的で内面的な世界を通し、自身の根源と深く対峙する特別な空間を展開する。当時の気配をそのままに宿す蜷川幸雄の書斎の移設展示、元女優でキルト作家の母・蜷川宏子のキルト作品、さらに若き日の両親が映るアルバムを発見し、それを蜷川自ら複写した新しいシリーズ『First Light』などが一つの流れの中に共存している。彼女自身これまで触れてこなかった家族との記憶をたどり、自身の人生を紐解いていく。

自身と家族の原風景であり最も深い記憶が眠る川口でしか実現し得ない展覧会、どうぞお見逃しなく。

タイトル

川口市立美術館 開館記念特別展「蜷川実花展 はじまりの光」

場所

川口市立美術館(埼玉県川口市川口3-1-2)

会期

2026年9月12日(土)〜11月29日(日)

時間

10:00~18:00
※会期中、夜間開館を実施します。詳細が決定しましたら、川口市立美術館ホームページ等でお知らせします。

休み

月曜日(9月21日、10月12日、11月23日は開館)、9月24日、10月13日、11月24日

料金

・前売・オンライン料金
一般:1,800円 大学生:1,300円 高校生:800円 中学生以下無料

・当日料金
一般:2,000円 大学生:1,500円 高校生:1,000円 中学生以下無料

URL

https://kawaguchi-moa.jp/exhibitions/1202/

Self-image, 2013 © mika ninagawa / bookshop M Co.,Ltd. / Courtesy of Tomio Koyama Gallery

<書斎>© ニナガワカンパニー

The days were beautiful, 2017 © mika ninagawa / bookshop M Co.,Ltd. / Courtesy of Tomio Koyama Gallery

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