写真家・篠田優の個展「Garden」が、2026年9月18日から30日まで、東京・高田馬場のAlt_Mediumで開催される。本展で篠田が向き合うのは、親交のあった写真家・飯田鉄(1948–2023)が遺したフィルムと、その記憶だ。
展示される作品は、すべてモノクロームのフィルムで撮影されたもの。そのフィルム自体が、生前の飯田から篠田へと譲られたものだという。篠田はそれを用いて、飯田が撮影地として愛着を持っていた場所の風景と、飯田が自身の蔵書として集め、のちに篠田が受け継いだ書籍を撮影した。
写されるのは、すでに本人が不在となった場所と物。しかし、撮影地、蔵書、そしてフィルムという複数の痕跡を重ね合わせることで、写真の中には飯田という写真家の存在が間接的に立ち現れる。誰かの姿を直接撮るのではなく、その人物が見ていた風景や手にしていた本、残した素材を介して、その人の輪郭へと近づいていく試みだ。
1986年長野県生まれの篠田は、写真やヴィデオを主なメディウムとして、「記録」の実践とその再考をテーマに制作を続けてきた。消えつつあるものを記録する一方で、記録するという行為に不可避的に伴う恣意性や限界にも目を向け、その不完全さの先に生まれる可能性を探っている。
| タイトル | 篠田優 個展「Garden」 |
|---|---|
| 場所 | Alt_Medium(東京都新宿区下落合2-6-3 堀内会館1F) |
| 会期 | 2026年9月18日(金)〜30日(水) |
| 時間 | 12:00〜19:00(最終日は17:00まで) |
| 休み | 木曜日 |
| 料金 | 無料 |
| URL | https://altmedium.jp/post/202609shinodayu/ |
