これまで2017年「Family Regained」や2018年「Letter to My Son」など過去二度にわたって、森栄喜の個展を開催してきた新宿のギャラリー・KEN NAKAHASHIが、4月24日(金)まで、クラウドファンディングプラットフォーム・Motion Galleryで、森の初のフォトエッセイ集『Letter to My Son』の書籍化に伴うクラウドファンディングを実施中。
KEN NAKAHASHIが出版元となる本書は、制作費用の一部である800,000円を目標金額とし、集まった資金は書籍や特典の制作費として使用。クラウドファンディングの支援へのリターンとして、森によるポートレイト撮影、クラウドファンディング限定ポスター、オリジナルトートバッグ、森栄喜の初期の写真集(すでに完売)のほか、希望者の名前を栞にクレジットするなど、魅力的な特典がある。
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「Letter to My Son」のプロジェクトページを見てくださり、どうもありがとうございます。このエッセイは、半自伝的なものではありますが、同時に、かけがえのない出会いや、避けることのできない別れ、時間を越えた友情や愛情についての、普遍的な物語でもあると思っています。
僕が想像できる範囲なんて、ほんの小さなものだと思いますが、それでも、これまでの時代、今日、そしてきっと未来も、僕たちのすぐとなりで(または遠いところで)、本当にたくさんの発せられないまま飲み込まれる声、やっとの思いで発してもかき消されてしまう声があります。それは僕たち自身の届かない声かもしれません。
この物語には、実在の詩人やアーティスト、お店などの名前がたくさん出てきますが、主要な登場人物たちの名前は記されていません。名もなき彼・彼女らの声の中に、あなたが、そして多くの方が、これまで飲み込んだ声、祈りとともに叫ぶ声、愛おしさにやさしく投げかけるであろう声を、見つけてもらえたらと強く思っています。この本が、この声が、多くの方に届きますように!
2020年3月19日
森栄喜
タイトル | 「消えそうな小さな声を届ける。木村伊兵衛写真賞受賞者、森栄喜の初フォトエッセイ『Letter to My Son』を出版したい」 |
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期間 | 〜2020年4月24日(金) |
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2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。