16 April 2021

制作時の意識の流れ自体を視覚化することを目指す、オンラインギャラリー第79弾は三ツ谷想「Scenario Of Reprint」

16 April 2021

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Scenario Of Reprint

Scenario Of Reprint

注目作家の作品を毎日配信するIMA ONLINEのオンラインギャラリー「IMAGRAPHY」第79弾は、三ツ谷想の作品「Scenario Of Reprint」を紹介する。

三ツ谷は1990年、京都府生まれ。IMA gallery所属。2018年、JAPAN PHOTO AWARDシャーロット・コットン賞、デヴィット・トロ(DIS)賞を受賞。国内外で作品を発表している。

Rondadeから今年3月に出版した『VISITORS』は、プロトタイプ1冊目という位置付けで、未発表作品の中から思考誘発性の高いイメージをセレクトし構成された。この第一段階の作品集をベースとし、1年間を目安にプロトタイプの出版と展示のプロセスを数回踏み、最終形態のブックの完成を目指す構想となっている。ブック制作という視点から見出されたデザイナー(他者)の解釈を、フェーズ毎に自身の作品に取り込み、出版・展示によるフィードバックを得ることによって、制作する上での問いを体系的に発展させ、さらなる可能性を探るという意図がある。

今回発表する「Scenario Of Reprint」は、『VISITORS』の出版展示を経て派生した作品群。主に商業写真で制作したイメージを解体し、重なり合わせるレイヤーの意識を1枚のイメージ内で重装的に提示することで、制作時の意識の流れ自体を視覚化することを目指す。また4月30日(金)発売の『IMA』vol.35にも本作のミニ写真集が付録として収録される。

IMAGRAPHYでは半月毎に一人の作家を取り上げ、毎日作品を公開していく。作品はIMA ONLINEのInstagramでも公開中。ぜひフォロー&チェックを!

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