35歳以下の若手アーティストへの助成プログラム「PITCH GRANT」今年も開催

日本の写真家および芸術家のプレゼンテーション能力の向上、社会的に優れた作品への金銭的支援を目的とし、35歳以下を対象とする助成プログラム「PITCH GRANT」が今年も実施される。

昨年第1回が行われた写真家・岡原功祐のアトリエ「THE BACKYARD」が実施するPITCH GRANT。長らくヨーロッパで活動し、自身が欧米のさまざまなグラント（助成金）やコレクターによって支援されてきた岡原は、日本でこのようなプログラムを実施するにあたり、金額は多くないが優れた作品制作の支援につながれば、と語る。

審査員の投票による予備審査、一般聴衆の前でプレゼンテーションを行う最終審査を経て、二名に10万円の助成金が与えられる。本年度の審査員は、豊田有希（写真家・2020年度PITCH GRANT受賞者）、小林孝行（Flotsam Books店主）、深田志穂（ビジュアルジャーナリスト、世界報道写真大賞マルチメディア賞受賞）、岩根愛（写真家、木村伊兵衛写真賞受賞）、中村史子（愛知県美術館学芸員）の5名。作品の応募締切は8月4日（水）。詳細はウェブサイトにて。