ヴォルフガング・ティルマンスやライアン・マッギンレーが作品を提供してきたゲイカルチャーを代表する雑誌『BUTT』が、ボッテガ・ヴェネタとのコラボレーションにより10年振りに発行される。
最新号の30号は、フランスの俳優フェリック・マリトーやアーティストAjamu Xなどを特集。表紙を撮り下ろしたのは、黒人ゲイを撮り続ける米写真家クリフォード・プリンス・キング。3月3日には、パリのパレ・ド・トーキョーで最新号を先行販売するローンチイベントが開催される。1人目の購入者にはBUTTとボッテガ・ヴェネタによるコラボレーションTシャツを配付。30号はイベント後、一部の書店で順次販売される。
『BUTT』はヨップ・ヴァン・ベネコムとゲルト・ユンカースがオランダ・アムステルダムで創刊。マーク・ジェイコブスや映画監督ジョン・ウォーターズなどセレブリティから市井の男性までをフィーチャーし、独自の視点でゲイカルチャーを発信してきた。創刊号は、ティルマンスがヌード姿のファッションデザイナー、ベルンハルト・ウィルヘルムを撮影。アートやファッション、カルチャーからゲイシーンを切り取ってきた。