写真家・名越啓介が、自身の活動拠点となる「754 GALLERY」を東京・目黒区中央町にオープンする。開廊日は2026年7月24日。ホワイトキューブに自然光が差し込む空間で、新作から未発表作品までを自ら再編集し、来場者との対話を重視した新たな発信の場を目指す。
名越啓介は1977年奈良県生まれ。19歳で単身渡米し、スクワッターとの共同生活を送りながら写真を撮り始めた。以来、世界各地の辺境地域やマイノリティー・コミュニティーへ深く入り込み、人々と寝食を共にしながら撮影を続ける独自のスタイルを確立。『CHICANO』『BLUE FIRE』『Familia 保見団地』『DUNE』などを通して、社会の周縁に生きる人々を親密な距離から記録してきた。『Familia 保見団地』では「写真の会」賞を受賞し、同作は映画『ファミリア』(2023年)の原作の一部にもなっている。
ギャラリーの内装は、名越自身がペンキと刷毛を手にして制作したという。被写体と時間を共有しながら作品を生み出してきた経験を踏まえ、「写真を撮ること」の延長線上にある場として構想された。
ギャラリーの運営に名越自身が深く関わる。不定休・完全予約制とし、写真家としての活動の合間には自ら来場者を迎え、作品について対話を行う予定だという。作品を鑑賞するだけではなく、作家本人との会話を通して作品世界に触れられる、開かれたギャラリーを目指している。
名越は、「写真家としての活動とは180度違う脳みそをフル回転させながら見えてきた世界は、知恵と情熱、経験や勇気、直感、はたまた冒険という価値観に向き合うことになりました」と振り返る。そして、「新しい作品から過去の未発表作品まで、死ぬまでに見せきれない作品達を、今の視点で再編集し、皆様と語らいながら共有できる空間にできたらと思っています」と、この場所への思いを語っている。
| タイトル | 754 GALLERY |
|---|---|
| 場所 | 東京都目黒区中央町1-1-3 |
| オープン | 不定休、完全予約制 |
| URL | https://www.instagram.com/754gallery |
