イギリスの出版社MACKが主催する、過去に写真集の出版経験が無い作家の出版支援を目的とする「First Book Award」。同アワードの2017年グランプリ受賞に伴い出版される、マダガスカル人フォトグラファー、エマニエル・アンドリアンザフィの作品集が刊行された。
マダガスカルで生まれ、フランスで学び働いたのち、2011年にアフリカ沿岸の西端に位置し大西洋を一望できるセネガルの首都ダカールの港町に越したアンドリアンザフィ。本作では、見知らぬ世界の混沌に戸惑いながらも抱きとめ、創造と破壊のはざまで絶え間なく変化し続ける一つの大都市を巡る、探検のような旅を見ることができる。
本作のイメージのシークエンスは、ストリートやポートレイト、風景、何かにクローズアップした場面など多様なシーンの中を疾走しているようであり、そのシーンこそがダカールの街が持つ多様な表情の中で、作者の日々変化に富んだ経験をまた生み出している。
| タイトル | 『NOTHING’S IN VAIN』 |
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| 出版社 | |
| 価格 | 4,500円+tax |
| 発行年 | 2017年 |
| 仕様 | ハードカバー/212mm×280mm/112ページ |
| URL | https://twelve-books.com/products/nothings-in-vain-by-emmanuelle-andrianjafy |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。
