ベルギー人フォトグラファー、ディーター・デーメンの作品集『NO PLACE LIKE HOME』がLIBRARYMANから刊行される。
“現代における不信感、いっそう強まる個性化傾向、人との繋がりの欠如、共同体意識の衰退”をテーマとして扱った本書。
欧州難民危機の際に制作され、ヨーロッパという要塞の外壁ではなく内側に目を向け、いかにして人と人との間に生じた壁や距離が長きにわたり社会の中枢で停滞し続けているかが表現されている。
作者は不可入性や閉鎖性によって特徴づけされた一社会を描いており、我々のコミュニティの中で垣根や木の柵のような構造がどのように個人の土地を区切り必死に部外者の視線や存在をブロックしてきたかを明らかにしている。
| タイトル | 『NO PLACE LIKE HOME』 |
|---|---|
| 出版社 | |
| 価格 | 6,000円+tax |
| 発行年 | 2018年 |
| 仕様 | ハードカバー/200mm×250mm/32ページ |
| URL | https://www.twelve-books.com/products/no-place-like-home-by-dieter-daemen |
2021年3月以前の価格表記は税抜き表示のものがあります。予めご了承ください。
