やり方を説明する“手”の写真が語るもの、ルース・ファン・ビーク『HOW TO DO THE FLOWERS』

オランダ人アーティストの作品集がART PAPER EDITIONSより刊行。

21 November 2018

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HOW TO DO THE FLOWERS

オランダ人アーティスト、ルース・ファン・ビークの作品集『HOW TO DO THE FLOWERS』がART PAPER EDITIONSから刊行された。

ビークは本書で、イメージの繰り返し、視覚的なシークエンス、偶然の類似、自由な連想を用いてある種の言葉を伝えようとしている。ビークが自ら集めたアーカイブを出発点としてコラージュや本を制作しており、そのアーカイブからやってきたイメージ群は、いつもお互いに何か会話をしているようにも見える。

アーカイブの大部分は古い説明書から見つけられてきている。例えば理解を助ける道具として作られた本、我々の日常の一部となっているものについてアドバイスをくれる本。こうした本に載っている画像には、何かの正しいやり方をやってみせている手が主に写っている。土を掘っている手、人形を作る手、花を活ける手、料理をしている手…日常の様々な場面で我々がしてきていることが現れては消えていく。こうした行為に焦点をあて、元々の文脈から切り離すことによって、ビークは見る者の想像をかき立て、どうにも落ち着かない居心地の悪い気持ちをかき立てる。

ビークの手にかかると、説明書の脇役であった「人の手」が動き出し、物体がキャラクターとなり、抽象的な形に生命が宿る。アーカイブに保管されていた何百ものイメージや実験がこの本の上に一堂に会すこととなった。何かを行う方法を説明していたものたちが、今度は新しい作品を作るためのマニュアルを生み出す。

タイトル

『HOW TO DO THE FLOWERS』

出版社

ART PAPER EDITIONS

価格

7,200円+tax

出版年

2018年

仕様

ソフトカバー/155mm×210mm/508ページ

URL

https://www.twelve-books.com/collections/all/products/how-to-do-the-flowers-by-ruth-van-beek-signed

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